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揺れ動く歴史の礎


ヨハネの黙示録は、イエス様が昇天後、50~60年後に書かれます。ヨハネがパトモスという島に流された時に、見た幻です。しかし、ただの幻ではなく、神様からのきちんとした啓示であることが1節に記されています。また、8節には神様の宣言が書いてあります。「わたしはアルファであり、オメガである」つまり、「最初であり、最後である」です。当時の迫害は恐ろしく、また、厳しいものでした。クリスチャンになるということは、「死」を意味したかもしれません。神様はこのような迫害の中でも、クリスチャンを励ますために黙示録をヨハネに書かせます。そして、歴史を支配しているのは、当時の皇帝でも、権力者でもなく、神様であることを強調します。そして、この迫害はやがて終息し、穏やかな時代がやってくると励まします。その証拠にキリスト教は、やがてローマの国教となっていきます。

 現代は、厳しい迫害はありません。しかし、世界情勢を見ますと非常に不安定で何が起きるか分からない緊張した状況が続いています。

そして、私たちの生活も時間の経過とともに少しづつ、変化していきます。それは、教会もそうです。

安定している時代に生きている私たちは、安定が揺さぶられることに大きな不安を覚えます。もしかすると、想定外の緊迫した状況に置かれるかもしれません。その時に「わたしはアルファであり、オメガである」神様を信じていきたいと思います。世界も、日本も、そして、教会もまた、個人的にも揺れ動く時代に入ってきました。しかし、「アルファであり、オメガである」神様はこの揺れ動く時代にも歴史を支配されています。そして、私たちを励まし、最後まで信仰を全うさせてくださいます。このお方に期待をおきましょう。

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