

結びの帯としての愛
2022年1月30日 メッセージ要約 コロサイ人への手紙3章1~17節 *1 今日は第60次の上田教会 教会総会です。コロナ禍のなかですが、皆様のお祈りとご奉仕、また、尊い捧げものによって教会がここまで維持されてきました。感謝致します。昨年を回顧し、教勢、財政を報告し、係の体制を整えます。本来であれば役員就任式も行いますが、割愛させていただきます。今年は、救われて受洗をされる方が与えられたいと願っています。また、教団や宇都宮教会の奉仕も加わってまいります。上田教会が内側だけでなく、教会の外の奉仕にも大きな期待が寄せられています。皆様、一人、一人の役割、責任がいよいよ重くなっていきます。 そのような中、今朝は一つのみことばだけに心を留めたいと思います。「そして、これらすべての上に、愛をつけなさい。愛は結びの帯として完全です。」コロサイ3:14です。ドラマに出てくるような男女の純愛も素敵です。しかし、実は「愛」とは厳しい面もあります。聖書で「愛」を明快に表現しているものがあります。それは「十字架」です。コリント第Ⅰ13章には愛のことが記されています。


信仰の第一歩
2022年1月23日 メッセージ要約 創世記12章1~4節 *1 4節「アブラムは、主が告げられたとおりに出ていった。」とあります。主がアブラムに現れ「あなたは、あなたの土地、あなたの親族、あなたの父の家を離れて、わたしが示す地へ行きなさい。」と語られます。①アブラムは神様を真実な方であると計算します。さらに、②あなたを大いなる国民とするという祝福を受けます。それは、神様とアブラムとの個人的な契約です。さらに、③その契約はアブラムを祝福する者を祝福し、アブラムを呪う者をのろう、という深いつながりのある個人的な関係性に基づきます。アブラムは主が告げられたとおりに出て行きます。いよいよ信仰の第1歩を踏み出しました。 今までは神様から語られたことを「聞く」ことに集中しました。 今日はさらに動きます。聞いて1歩を踏み出します。行動です。 ヨシュア記3章13節にも大切な1歩があります。「全知の主である主の箱を担ぐ祭司たちの足の裏が、ヨルダン川の水の中にとどまるとき、ヨルダン川の水は、・・せき止められ、一つの堰となって立ち止まる。」です。しかし、祭司達が目に


あなたを祝福する者を祝福し
2022年1月16日 メッセージ要約 創世記12章1~4節 *1 先週は神様からのアブラムの祝福を見ました。その祝福とは、アブラムを大いなる国民の基とすることです。しかし、実際にはアブラムはその祝福を自分の目で見ることはありませんでした。アブラムに語られた祝福が現実になるのはヨセフの時代まで待たなければなりませんでした。神様がアブラムに与えた祝福とは、そして、現在、私たちに与えられている祝福とは何かを確認しました。神様がアブラムに、そして、私たちに与えてくださる祝福とは、神様との個人的な関係性であることをエレミヤ書から見ました。それは、エレミヤ書29章に見ることができます。 今朝は、その祝福の基となる神様のとの関係性は大変深いものであることを見て行きます。「わたしはあなたを祝福する者を祝福し、あなたをのろう者をのろう。」です。神様は私たちを祝福する者を祝福し、私たちをのろう者をのろうです。何か、近い関係の緊張感を覚えます。 同じおことばは創世記27章29節にもあります。イサクからヤコブへの継承の祝福の祈りです。出エジプト記23章22節にもあります


真実な神様からいただく祝福
2022年1月9日 メッセージ要約 創世記12章1~4節 *1 コロナ禍2年目の2022年が出発しました。聖餐式をもってスタートしました。昨年は「恐れないで、ただ信じていなさい。」マルコの福音書5章36節のおことばにささえられた一年でした。礼拝で思うように集まることができない状況の中、伝道活動ができない状態でした。そのような中、神様は私たちに「恐れずに」「ただ単純に信じなさい」と導いてくださいました。私たちは単純にこのおことばを信じて前進した2021年でした。 2022年は「信じる」とは、具体的にどのようなことなのかを「信仰の父アブラハム」から学んでいきたいと思います。 アブラハムがウルで生活していた紀元前2000年頃、現在のイランの南西部を中心として大きな勢力をもっていたエラム王国がウルに侵攻します。そのため、アブラハムの父であったテラは息子のアブラムと嫁のサライ、孫のロトを連れてウルからハランに移ります。テラは205年の生涯を終えてハランで亡くなります。この時、アブラム75歳でした。アブラムはノアの洪水から約400年後、ノアの息子セムから数え


わたしが示す地へ行きなさい
2022年1月2日 メッセージ要約 創世記 12章1、2節 *1 2022年の幕開けです。今年もよろしくお願いいたします。 今年上田教会に与えられたおことばは、創世記17章1節です。「わたしは全能の神である。あなたはわたしの前に歩み、全き者であれ。」です。今年は信仰の父アブラハムから、「信仰」をテーマにしていきます。 へブル書11章は「信仰の書」です。11章にはアブラハムの記事がたくさん出てきます。11章8節には「・・どこに行くのかを知らずに出て行きました。」とあります。 創世記はアダムとエバから始まり、全世界に人々が増え広がり、その悪が増大し、洪水によってノアの箱舟へと移行します。さらに人々の悪は増大し、バベルの塔によって言語が混乱させられます。神様はここまで全世界に目を向けていましたが、この先は、一人の人物に神様は焦点を当てていきます。それが、アブラハムです。アブラハムを通して、イスラエル12部族が誕生します。神様は全世界からアブラハムを通して、イスラエル部族にスポットを当てていきます。神様がアブラハムとの関係を確立するために用いたものが「