

1つのことをあなたがたの時代にする
2021年10月24日 メッセージ要約 ハバクク書1章1-12節 *1 ヨナから約170年後、南ユダに「ハバクク」という預言者が登場します。ハバククが預言者になってから3年目に、バビロン軍によってユダのヨシヤ王が戦死します。さらに、4年後ダニエルがバビロンに連れ去られます。さらに、8年後エゼキエルがバビロンへ捕囚に連れて行かれます。そして、さらに8年後ハバククは預言者としての働きを終了します。そして、その次の年(前586年)ユダは陥落しエルサレムは破壊されます。 ハバククは神に祈ります。なぜ、悪人が罪のゆえに罰せられないのか?なぜ、正しい神様は悪が存在するのを赦すのか?と。 私たちは、なぜ、いつ、どのようにと自問自答し深い意味を探ります。しかし、すべての疑問に対してきちんと整理された答えはなかなか見つかりません。さらに、疑問が疑問を生みます。それらは私たちの心にまとわりつき、神様や人に対する疑いを生じさせます。そして解答がないまま、多くの人は疑問を考えずに前進するようになり、あるいは疑問を無視しながら人生を進めていきます。そして、時として冷笑的


バトンを受け継いで・・
2021年10月17日 メッセージ要約 へブル人への手紙12章1~3節 *1 教団は76回目の創立記念日、上田教会は59回目の創立記念日です。 1945年10月太平洋戦争終結からわずか2カ月後、創設者の蔦田二雄先生と二人の協力者による徹夜の祈りの中、蔦田二雄先生に与えられたビジョンのうちに「インマヌエル綜合伝道団」は誕生しました。 上田教会は1962年(昭和37年)上田市出身の丸の内教会(現中目黒教会)の1人の女性の方の帰郷を機に女子神学生がアパートを借りて夏季伝道実習がなされました。10月より初代牧師、故西村喜和師が千曲川のほとりの小さなアパートの6畳間に住み、現在の鷹匠町公会堂で集会を始めました。1963年には故・佐竹静師、64年故・長谷川素子師 65年小沢まつ子師の時に二軒長屋の一軒を借りて引っ越し。畳に座布団の集会が開始。1966年故・長谷川素子師から同じ年に横溝春子師(現・小田春子師)、(横溝道範兄叔母)に引き継がれ、1968年鹿沼伝道所(現宇都宮教会)でご奉仕されていた横山容子師が着任。1968年の6月から年1~2回の高校生特集が1


ヨナをなだめる神様
2021年10月10日 メッセージ要約 ヨナ書 4章1-10節 *1 神様のみこころを避けてタルシシュ行きの船に乗り込み、嵐に遭い、魚に呑まれ、3日3晩を過ごし、もう一度ニネべに行きます。そこで、ニネべの人々は回心します。素晴らしい神様の御業が成されました。しかし、4章1節には驚くべき言葉で始まります。「ところが、このことはヨナを非常に不愉快にした。」ニネべの人々が模範的な回心をしたことはヨナにとっては嫌悪感でしかありませんでした。確かに、ニネべはこの後、約60年後イスラエルを滅ぼします。(前722年)このことを考えるときにヨナは正しかったのかもしれません。また、ヨナが「ニネべは滅びる」と言ったことは成就しませんでした。それも、ヨナにとっては恥ずかしいことであったかもしれません。面目丸つぶれです。 しかし、ヨナの素晴らしさは2節にあります。ヨナは怒って主に祈ります。そして、自分の命をとってください、と激しい怒りを神様にぶつけます。私たちはあまりにも紳士的淑女的にスラっとしていて、神様に怒りをぶつける祈りまでにはなかなか行きません。 さらに5節で


尽きることのない神様の憐れみ
2021年10月3日 メッセージ要約 ヨナ書 3章1-10節 *1 イスラエルをいつも苦しめているニネべを救おうと神様はヨナをニネべに派遣します。しかし、ヨナはそれをどうしても受け入れることが出来ずに、ニネべとは逆の方向に向かいます。憐れみ深い神様は一度はヨナの拒否を受け入れたかのように思いましたが・・。どうしてもニネべの人々を諦めることが出来ない神様は嵐を起こされてヨナを魚の腹の中に導き、ヨナはそこで、神様を思い出します。死の淵の中で神様を仰ぎます。人間のいのちの限界の72時間ギリギリでヨナは陸に戻されます。 そして、3章に入ります。神様はもう一度、改めてヨナに命じます。「立ってあの大きな町ニネべに行き、わたしがあなたに伝える宣言をせよ。」と。神様のみ旨と反対方向に行き、嵐に遭い、魚に呑まれ、3日3晩過ごしました。その日からニネべに向かうまで時間があったのか、全くなかったのか聖書には書いてありません。 ヨナはマイナスからのスタートでした。ヨナのことは船に乗っていた船乗りたちが多くの人に話したことでしょう。ヨナは「御心に従わなかった人」というレ