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自分を守るために


2021年8月15日 メッセージ要約



ヨハネの手紙第Ⅰは今日で終わります。先週、ヨハネがいちばん言いたかったことは、13節「永遠のいのちを持っていることを、あなたがたにわからせるためです。」です。迫害やグノーシス主義で苦しむ人々にヨハネはあなたがたには、永遠のいのちがある、いのちは温かいもので生きている。生きている神様をとらえる、みことばを読み、そして、神様の声を聴きましょうと、お話ししました。

 そして、ヨハネは締めくくります。「こどもたち、偶像から自分を守りいなさい。」と。ヨハネの最期のメッセージは「自分を守りなさい」です。

 先週の木曜日頃から、前線の影響で雨が降り続いています。気象庁は繰り返し、繰り返し「自分の身の安全を確保する行動を迅速にとってください」と伝えています。気象庁は雨の降り方に危険を感じ、それを人々に伝えます。しかし、このメッセージの受け取り方は、まちまちです。大丈夫だと思って、留まる人もいれば、避難所に移動する人もいます。最終的には自己責任になります。しかし、避難が遅れることによって、消防や警察あるいは自衛隊の人にも危険を負わせながら非難する結果になります。なるべく、人に迷惑をかけないうちに避難することが大切です。

 ヨハネは雨から危険を守りなさいではなく「偶像」から自分を守りなさいと言っています。「偶像」とは、①木、石、土、金属などで作った像とあります。  ② 神仏をかたどった、信仰の対象となる像  ③あこがれや崇拝の対象となるもの。 「若者の偶像」これら3つは永遠のいのちを脅かすものです。大雨は私たちの命を奪う危険があります。一方、偶像はさらに恐ろしいものです。それは、永遠のいのちを奪います。


 永遠のいのちを守るためには偶像を避けることです。

① 木、石、土、金属で作った像を神としない、これは分かりやすいです。 ②の信仰の対象となる像を拝まない、これも分かります。

一番警戒しなければならないのは、③です。あこがれや、崇拝の対象となるものとあります。たとえば、アイドルと言われている歌手、または、人などです。カリスマ性がある人もこの対象になります。


或いは、ちょっと、以外と思うものもあります。例えば、試練、律法、仕事、経済、健康、これらも偶像になります。これらの、偶像に心をうばわれていくと、神様から離れていく危険があります。


神様を信じているけれども、試練に心を奪われて顔を神様に向けないといつの間にか、永遠のいのちが奪われていきます。また、奉仕や集会出席、献金等をしていれば大丈夫と思いこみ、神様を右にあるいは左においてしまうことがあります。信じることよりも、何かの行為をしていれば自分は熱心な信仰者だと勘違いすることを律法主義者と言います。私たちはこれを最大に警戒しなければなりません。祈りやみことばが無い、クリスチャンは間違いなく、律法主義者になります。出来ている自分を誇り、出来ていない人を裁きます。あるいは、仕事が忙しくなれば、いつの間にか永遠のいのちは奪われていきます。さらに、経済優先、「結局はお金だよね」と言う考え方、さらに、健康優先「健康さえあれば大丈夫」、も永遠のいのちを奪います。警戒しましょう。これらすべては偶像です。


19節「私たちは神に属していますが、世全体は悪い者の支配下にあることを、私たちは知っています。」とあります。19節を念頭に置いておかないと、いつの間にか足元をすくわれていきます。


さらに、罪は永遠のいのちを抹殺します。

16節―「死に至る罪」なんでしょうか。ルカ12:10「人の子(イエス様)を悪く言う者はだれでも赦されます。しかし、聖霊を冒涜する者は赦されません。」どういう意味でしょうか。私たちが認罪に導いてくださる、神の愛に導いてくださるのは聖霊です。その聖霊を冒瀆する時、私たちは神様の基に行くことはできません。これが死に至る罪です。これについては、願わないようにとヨハネが強い警告を与えています。しかし、神様を冒涜する以外の罪は悔い改めることによって赦されます。


偶像を警戒し、永遠のいのちを最大限に守る方法があります。

それは、神様の愛にいつも触れていることです。


神様はいつも私たちを最善に導きます。平安を与え、希望を与えてくださいます。神様を体験的に、経験的に知ることです。


罪にまみれた私たちを毎日、毎日、帰って来るのを待ちわび、私たちを責めることもなく迎え、最高の指輪やくつ、服を着せてくださる愛なる神様を覚えることです。


毎日、毎日、神様の愛に個人的に触れ続けてください。祈り、みことばを読みましょう。



*1 ヨハネの手紙Ⅰ 5章16-21節

5:16 だれでも兄弟が死に至らない罪を犯しているのを見たなら、神に求めなさい。そうすれば神はその人のために、死に至らない罪を犯している人々に、いのちをお与えになります。死に至る罪があります。この罪については、願うようにとは言いません。

5:17 不正はみな罪ですが、死に至らない罪があります。

5:18 神によって生まれた者はだれも罪を犯さないことを、私たちは知っています。神から生まれた方が彼を守っていてくださるので、悪い者は彼に触れることができないのです。

5:19 私たちは神からの者であり、世全体は悪い者の支配下にあることを知っています。

5:20 しかし、神の御子が来て、真実な方を知る理解力を私たちに与えてくださったことを知っています。それで私たちは、真実な方のうちに、すなわち御子イエス・キリストのうちにいるのです。この方こそ、まことの神、永遠のいのちです。

5:21 子どもたちよ。偶像を警戒しなさい。

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