3月10日「心を尽くして主に拠り頼む幸い」
箴言3章1~35節 箴言はソロモンが書きました。ソロモンはダビデ王の後継者です。偉大な王の後を継ぐことは簡単なことではありません。列王記第Ⅰ 3章で神様は不安なソロモンに声をかけます。「あなたの欲しいものを与えよう。願え。」と。ソロモンは「大勢の人々を正しく治めるために、善悪を判断する心、聞き分ける心」を願います。この願いは主のみこころにかないました。そして、イスラエル史上最大の王様になります。 ソロモンが書いたのが箴言です。箴言は知恵の書と言われます。31章あります。ですから、1ヶ月で一回読むことが出来ます。 聖書が教える最大の知恵は「主を恐れること」です。主を恐れることは知識の初めです。これは知的な部分です。知的であっても、人との関わり、生活力においては、また違った能力が必要です。一流大学を出ていても一般的な常識にかけていたり、仕事が思うようにできない人がいると聞きます。IQは知能指数ですがEQは心の知能指数と言われ、感情察知・感情コントロール・対人関係スキルなどを総合的に評価するものです。ネットに簡単なEQテストがあります。挑戦してみてください。面白い結果が得られ、自分を知る手がかりになります。 聖書は実はEQも高めてくれます。それが「心を尽くして主に拠り頼めです。」EQを下げてしまうものは「自分の悟りに頼る」ことです。 どうして、心を尽くして主に拠りむことがEQを高めるのでしょうか。3章の1~4節にEQを高める約束が記されています。1節には「心にわたしの命令を保つようにせよ」そうすれば、2節「長い日々と、いのちと平安の年月が、あなたに増し加えられるからだ」とあります。 つまり、聖書を読み、おことばを心に蓄えるとき、平安が増し加えられます。この平安は、試練の時も、病の時も、悲しみの時も、私たちを守ります。つまり、感情コントロール、対人関係スキルが上がることを意味します。ただ、急には能力は上がりません。一年、一年聖書を読み、神様に繋がるとき、少しづつ、確実にスキルは上がります。 「心を尽くして主に拠り頼め、自分の悟りに頼るな」