8月19日「いつまでも変わらない愛」
聖書箇所:コリント人への手紙第Ⅰ13章1〜13節
「こういうわけで、いつまでも残るものは信仰と希望と愛、これら3つです。その中で一番すぐれているのは愛です。」
コリント教会には様々な問題がありました。内部分裂、パウロに対する批判、教会内の問題を裁判所に告げる、偶像に捧げた肉の問題、賜物の自慢、多くの課題に直面していました。
パウロは賜物の中でももっとも素晴らしいものとして「愛」を語ります。
愛は寛容であり、愛は親切ですと・・。愛の反対は自己保身です。
ペテロはイエス様の十字架の直前、3回イエス様を否定します。イエス様のように痛い目に遭いたくない一心でした。自己保身そのものです。
しかし、イエス様はまっすぐ十字架に進まれます。十字架は私たちの罪の象徴です。十字架を受け入れるだけで罪から解放され、永遠の命をいただくことができます。まさにイエス様にとっては、100パーセント私たちの罪のためになされた犠牲です。このように、他の人のために生きることを愛と言います。コリント第一13章には様々な愛が記されています。
しかし、私たちは自己保身からなかなか抜け出すことができない弱い存在です。イエス様からいつまでも変わらない愛、コリント第一13章にある、愛をいただくために信仰を持ってイエス様を仰ぎ、呼びたいと思います。自己保身のために生きる者から、イエス様と他者のために生きることを選び取りましょう。それをクリスチャンと言います。そして、その具体的な表れがコリント第一13章の愛です。
16代アメリカ大統領、リンカーンはこの愛を実践した人です。
敵を用いて、敵に感動を与えた忍耐強い愛の人でした。自己保身があっては敵を用いることは困難です。普通は遠ざけてしまいます。しかし、イエス様と他者のために犠牲を払う愛は自分も他者も生かしていきます。この愛をイエス様を仰いで頂きましょう。