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一番大切なこと


2021年8月8日 メッセージ要約


ヨハネの手紙第1 5章13-15節 *1 


ヨハネの手紙第Ⅰも、残りあと2回になります。沢山の恵みをいただきました。今日は、「一番大切なこと」です。この手紙が書かれた目的は13節です。ご一緒にお読みしましょう。「神の御子の名を信じているあなたがたに、これらのことを書いたのは、永遠のいのちを持っていることを、あなたがたに分からせるためです。」です。ヨハネが1章から5章終わりまで手紙を書いた理由は「永遠のいのちを持っていることを分からせるためです。」


東京オリンピックが間もなく閉会します。最初は熱くみていましたが、最近は複雑です。ニュース速報で○○金メダル獲得が流れます。その後で、東京の新規感染者4,000人を超えると流れます。心が2分します。決して決して選手が悪いわけではありません。ここまで、一日も休まずに辛い日々を送ってきました。数人の選手がメダルを授与されて「大変な時期にオリンピックを開催していただけたことが本当にありがたい・・」と涙ながらに答えているのを見て胸が熱くなります。一方で東京では10,000人を超える方々が自宅療養しています。中等症は自宅待機で・・との驚くような政府の方針が発表されました。この影響が礼拝にまで出ていることは本当に複雑です。


私たちは複雑の中に置かれれば、置かれるほど明確なメッセージを要求します。それは、不安だからです。


この時期、教会も混とんとしていました。ローマ帝国による、迫害そして、グノーシスによる教会内の分裂。ヨハネのメッセージは実に明確です。「あなたたちは、永遠のいのちを持っている」と。


私たちはこの世に生まれ、存在し、社会生活を送っています。さらに永遠のいのちが与えられています。人とは少し違う価値観を持っています。オリンピックかコロナ感染予防かで大きくゆれる日本にいる中で、多くの人が迷い、混乱している様子が伺えます。しかし、私たちには永遠のいのちが与えられています。ヨハネは現代の私たちにもかたりかけます。「神の御子の名を信じているあなたがたに、これらのことを書いたのは、永遠のいのちを持っていることを、あなたがたに分からせるためです。」永遠のいのちとは何なのでしょうか?


先週もお話ししました。いのちとは生きていること、血液が流れていて温かいことです。思うように会堂に集まることが出来ずに苦しんでいる私たちにもヨハネは言います。「永遠のいのちがあるでしょう」と。


永遠のいのちを感じましょう。どうすればよいでしょうか。みことばを開き、祈ることです。そして、「キリスト者の祈りとは願ったものを手に入れるための手段ではなく神が私たちに願っていてくださることを受け取ることが出来るように、私たちの信仰を養い育てるものなのです。」と豊田信行師が言っています。私たちが願うことを単純に聞いてもらう、ご利益宗教ではなく、神様が私たちの信仰を養い育ててくださることです。それは、とても、個人的で、そして、温かい人格が形成されていくものです。分裂ではなく一致をもたらし、人々を歓迎し、どう生きて行けばよいか分からない人に聖書のみことばをそっと、伝え、私たちの心に平安と慰めを与えてくださる、いのちです。神様と私の個人的な関係性です。


いのちを味わいましょう。混沌としているコロナ禍にあって語ってくださいます。


「わたしは良い牧者です。良い牧者は羊たちのためにいのちを捨てます。」ヨハネ10:11

「わたしが道であり、真理であり、いのちなのです。わたしをとおしてでなければ、だれも父のみもとに行くことが出来ません。」ヨハネ14:6,7


ペテロは振り向いて、イエスが愛された弟子がついて来るのを見た。

この弟子は、夕食の席でイエスの胸元に寄りかかり「主よ、あなたを裏切るのはだれですか」と言った者である。ペテロは彼を見て、「主よ、この人はどうなのですか」とイエスに言った。イエスはペテロに言われた。「わたしが来るときまで彼が生きるように、わたしが望んだとしても、あなたに何の関りがありますか。あなたは、わたしに従いなさい。」ヨハネ21:20,21,22


*1

ヨハネの手紙Ⅰ 5章13節~15節

5:13 私が神の御子の名を信じているあなたがたに対してこれらのことを書いたのは、あなたがたが永遠のいのちを持っていることを、あなたがたによくわからせるためです。

5:14 何事でも神のみこころにかなう願いをするなら、神はその願いを聞いてくださるということ、これこそ神に対する私たちの確信です。

5:15 私たちの願う事を神が聞いてくださると知れば、神に願ったその事は、すでにかなえられたと知るのです。

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